天国の勇ちゃんへ

わずか17日と言う闘病の果て、旅立ってしまった彼へのメッセージと、自分の想いを綴ります。

漠然と

バカな事を。。。。

と皆口を揃えて言うだろう。し、そして、私と同じ経験を

した人なら、誰もが一度は真剣に想い・考えた事だろう。。。

 

紛れもなく、先に逝ってしまった、その人に逢いたい。そして

ずっとその人の傍に在り続けたい。と。そう願う。

そこへ一緒に逝きたいと。。。。

 

勇ちゃんが「亡くなった」と言う現実が始まってから、今日迄

ずっ。。。と。一貫して変わらずに思う・願う・祈る 事が

たった1つだけある。これは「悲願」・そして唯一の 希望?

今の私を支えている  きっと全てだ。

 

私は、10年前に、親戚の叔父と叔母を亡くしている。。。

年齢も高齢だったし、可愛いがってくれていた仲の良い

オバサン夫婦だったので、当然、悲しみもあったが、これも

順番だから。。。と自然の摂理として、受け止めた。

 

私は良くも悪くも、学生時代に父を亡くし(幼少の頃に離婚していたが)

それから、祖母、叔母、叔父の2人と結構、身内・親族が亡くなると言う

経験はして来た。

が、今回のコレ。最愛のパートナーを死別で失う

なんて言う経験は当然なく、経験していないその時でさえ、

考えただけでも ゾッとする事ではあったけど、今実際にそれ

を経験した私には、身内が亡くなった時の悲しみや感情なんて

全く比にならない。比べ様もない。。。

その感情の違いなんて言う迄もなく。絶望の一言に尽きる。。

 

ただ、この叔母が亡くなった時にあった事。

それは、叔母の葬儀に参列した後、1週間後に又、すぐに従姉妹から

連絡が。。。今度は叔父が亡くなったよと。。。。

地方に住んでいた叔父・叔母の所に、この短期間で、2度も行く事になるとはね。。

何て話しながら、叔父の葬儀へ出向いた事を今でも鮮明に思い出す。

 

親戚一同で想い出話をしていた時、本当に強い!母ちゃんで、まるっきり

尻に敷かれる。。。を絵に描いた様な夫婦で、いっつも夫婦喧嘩ばっかり

していた夫婦だったのに。。。よっぽど、仲が良かったのね。

ケンカする程、仲が良いって本当ね~と皆が話していた。


従姉妹が、叔母が亡くなってから、叔父は、その亡くなった叔母の分も

食事を用意したり、湯呑みにお茶を注いだり。。。何してんだ?と聞くと、

そこに、トモちゃん(叔母の事)居るじゃない!!と真顔で答えたそうで、

いよいよお父ちゃんボケちゃった って思ったって。。。。


いや、叔父ちゃんはボケてなんていなかった。本当にそこには叔母ちゃんが

居たんだよ。。。と私は思った。

 

叔母ちゃんが、寂しかったから・叔父ちゃんを残して逝くのが心配だったから。。。

理由は色々あるだろうけど、私はそこに 真実の愛 理想の愛の形を見ずには

いられなかった。。。。凄いなぁと ただただ。そして 心底「憧れ」た。

ゾッとする想像を遥かに上回って、いつか、私もそんな風になれたらな。。。て。

 

この出来事は、勇ちゃんと出会う前に起きた 事実だったけど、付き合って

から、何度か話した事があるね。

この 私の「憧れ」の感情を、すごく分かるっと理解し、同感してくれたね

勇ちゃん。。。そして、言ってくれた。その時。

 

「俺らもきっと、いや間違いなく、そうなるよ!」

「仮にどっちが先に逝ったとしても。。。」

「だって俺らはいつだって一心同体。2人で1つ。いつだって繋がってるじゃん」

「似た者同士だろ?俺たち」って。


私は、かなりオモテになる勇ちゃんに(すっごく嫌だったけどね)

「そんな事言って、私が先死んだら、すーぐに他のあっちの女、こっちの女って

 フラフラするんでしょ?」って言ったら、「そんな事ナイ!!」

「俺は、お前が居なきゃ生きて行けない!!本当だぞ!!」って。。

「じゃぁ、私、お迎え来てあげて良いの?本当に?」って。そしたら、

「当たり前だ!!!」「まぁ俺の方が間違いなく、先に逝くだろうけどな(笑)」

何て笑って話してた。

「じゃ、勇ちゃん先逝っちゃたら、私の事もちゃんと迎えに来てよね!!!」って

言ったら、「分かってる。」って優しく微笑んでくれた。。。。

 

今でも、覚えてくれていますか?そこに居る勇ちゃんは、その約束、忘れずに

守って・叶えてくれるんだよね?????

 

今は その時ではナイから。。。けどそう。きっとそう遠くない日に

私が憧れ・待ち望んでいる、 願いが叶う日が 近づいている。。。

そう漠然と思い、期待にも似た、最後の私の 想いが あるよ。。。。

待ってる。信じて待ってるから。。。この上ない、とびっきりの笑顔で

「おぅ!!遅くなってごめんネっ」って手を繋いで。。いつもみたいに

力強く引っ張って、そして優しくリードして私を連れて逝ってね。。。。

「お願い」だよ。。。。勇ちゃん。。。。。

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