天国の勇ちゃんへ

わずか17日と言う闘病の果て、旅立ってしまった彼へのメッセージと、自分の想いを綴ります。

嵐の前の静けさ・・・

昨日視た夢。
景色も何もかにも、全くの実世界、とは違っていた。けど。
何故だか、そこは、「伊豆」っていう設定。 勇ちゃんと、一緒に電車に乗ってる。


いつもの様に多分、手を繋いでいて、そして私は思っている。。。
「この手を何があっても離すまい。そして、勇ちゃんが逝った時には直ぐに私も逝く」
こう繰り返し繰り返し誓っている。。。そんな夢。


夢の中でも、勇ちゃんが、「逝ってしまう」って事を、やっぱり、わかっている。
自分だった。。。


去年の今日。は。やっぱり、昨日の処置からの引き続き。で、勇ちゃんは、お熱が。
しばらくの、様子見?って感じだったから、(肝機能数値の改善・黄疸症状の改善)
特に何か。って処置があったり、説明があったり。って言う事もなくって、しばしの、
この17日間。の中でも数少ない、静かな “時”。 だった気がする。。。


勇ちゃんの、言動?と言うか。。。んん???って思った最たるが、
「看護師さんが、ド~んって突き飛ばして起こすんだよ!!もっと優しくして欲しい
 よなぁ~」って、真顔で、真剣に伝えてきた。 し、かなり静かな病室。なのに。
「うるさくて、全然眠れないんだよ。。。」って。「夜も眩しいし・・・」って。
だから、アイマスク。はすぐに病院の売店で買ってあげたけど。


もう、勇ちゃんは、誰にメールしてる。とか、そういう事もわからなくなってたみたい。


夕方、病院に行くと、毎日は来れないよ。。。って言ってたはずの、お義母さんが、
やっぱり、今日も来てた。
15日からのカンファレンス、ドレナージュ、そして昨日の処置。と今日。もう、毎日
立続けに、病院へ来ている。お義母さん。。。


私と入れ替えで、「今日はもう、早めに家に戻って下さい。お義母さんも、疲れてる。
でしょうし。。。御無理は、されないで。私が居ますから。。。今日は、何かあったの
ですか??」って聞いたら。


「勇から、耳栓を買ってきて欲しいってメールが来て、こんな事でも、母親に頼ってくれた事が嬉しくて、来る予定はなかったけど、思わず飛んで来てしまった。。。」って。そう答えてくれた。


母の。大きな愛。を感じた。と、同時に、そんな事すら、私には頼めない?!・・・って
事なんだろうか。。。と惨めな?感情と言うか。。。何とも言えない気持ちにもなった。


勇ちゃんに、「耳栓。お母さんに頼んだの??そんな事、私に言ってくれれば。。」って
そしたら勇ちゃん、キョトン?とした顔で、俺が?って言わんばかりに、
「アレ?ゆうひちゃんに、お願いしなかったっけ??」って。 結局、お義母さんが買ってきてくれた耳栓は、病院の売店にある、普通の、スポンジ?みたいなの。で出来てる
やつで、コレじゃぁナイ。すぐ抜けちゃうし。。。 違うの。お願い。って言われて。


サーフィンの時にする、あの。【耳栓】だ。って私はすぐに思った。
うん。買ってくるからね。チョット待っててね・・・って。


この頃の私は。って言うか、勇ちゃんが、入院してからの間。は、どんな些細な事や、
何ともないような、特別じゃない事。 でも、私に何か頼って、お願い。してくれたり
欲しい。って思うものとか。全部全部。 何でもしてあげたかった。し、そう、頼まれる
事が、何よりの、私の救い。。。にもなっていた。様に思う。。。
「身体を濡れタオルで拭いて欲しい」って事や、「着替えを、手伝って欲しい」とか、


飲み物。も。暖かいの(お茶)がいい。とか、今日は、冷たいの。。。とか。
そんな些細で、ささやかすぎる。。。 そんな小さな事の積み重ねを、1つ1つ、ちゃんと
実感。して、一緒に。「生きてる」って、そんな風に思ってた。な。。。

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