天国の勇ちゃんへ

わずか17日と言う闘病の果て、旅立ってしまった彼へのメッセージと、自分の想いを綴ります。

何でだろう。。。

昔は、日記を付けるのが習慣だった。

このデジタルな時代に、未だ私はガラケー愛用者なんてアナログ。


なのに、ブログなんてね。。。


けど、そうでもしないと、どうしょもなくなって。。。


とにかく逢いたい。勇ちゃんに逢いたい。そこへ

私も連れて逝って欲しいんだ。。。。


死別の経験のある人のブログやSNSを見る度に、

同じ様な事が書かれている。


まわりの家族や友人、知人。皆、心配をしてくれる。

けれど、亡くなった人の分まで生きろとか、しっかり

前を向いてとか。。。。そんな事、ばかり。

気持ちはわかるし、有り難くもある。

けど、私は一緒に居たいんだよ。勇ちゃんと。。。。


これは死を意味する事だが、そんな理屈じゃない。

ただただ勇ちゃんの居ないこの世界が、無意味なんだ。。。。


逢いたい。逢いたい。今すぐ逢いたい。。。。


どうか、こんな私のたった1つの最後の願いを叶えてはくれない?。。。


未送信BOXに溜まってしまう、勇ちゃんへのメールが増えれば

増える程悲しくて、心配してくれる友人にこんな内容のメールばかり

送ってしまっても、分かり合えない。。。。


このモヤモヤを書き記したくて、私は、今、このブログと言う

ツールにすがったの。。。。。


勇ちゃん。。。。抱きしめて、そして、手を。。。繋いで共に

逝きたい。。。。

闘病 記録

初めてブログを書きます。
これは、私が勇ちゃんに宛てたメッセージでも
あるけれど。。。。


勇ちゃんが旅立ってしまって、もう、やっと?1ヶ月以上経つね。。
気持ちの整理もつかないまま、もう少ししたら四十九日。
約束の 勇ちゃんが好きだった海への【散骨】はちゃんとして来るから。。


勇ちゃんの病気は「胃ガン」いわゆるスキルス性。進行ガン。
リンパと肝転移もあって腹膜を覆う「腹膜藩種」の診断だった。


だけど、今思えば!の症状があったくらいで、本当に直前迄、元気だった・・・
いや、元気ではなかったカモ知れないけど、普通に仕事や、生活をしてたね。


いよいよ食べ物が摂りずらくなって、町医者から、胃腸の専門病院へ。人生
初の胃カメラの後、すぐに大病医院へ紹介されて。。。


紹介先の病院へ診察。すぐ、翌日からの即入院。。。


2016.1.25 胃腸病院にてエコー検査。次回胃カメラ予約。
2016.2.2  同病院にて胃カメラ
2016.2.9  大病医院 紹介 受診
2016.2.10  同病院にて入院(始)
      初日に、腎臓機能低下で血尿有。腎臓にステントを入れた。
2016.2.11 祭日だった為、特に処置はなく、親族が見舞いに来たね。
     私は、氏神さまへお百度参りをしてから病院に行ったね。。。
2016.2.12 特に変化はなく。処置もなかった。チョットだけ流動食も
     食べてたし、まだテレビを見たりして、お話も出来たね。。。
2016.2.13 この日も処置は特になく。身代わり不動で祈祷してもらって
     お守りを買って行ったね。食事をほとんど摂れなくなってきた。
     夜、勇ちゃんからの「ありがとう」のメールが最後になった。。。
2016.2.14 バレンタイン。毎年お願いされている、ゴディバのキープケイク
     を恒例の。容器が可愛いって集めてた。食べれないのはわかってたけど
     すごく喜んでくれたね。。。
     この日から、全身の黄疸が出てひどくなってた。。。
2016.2.15 入院当初から、今後の医療方針や、病状説明を聞く予定だった。
     入院してから、どんどん勇ちゃんの身体が悪くなっている気しかしない。
     どうして?どうして?の疑問を医者にとめどなく尋ねる。。
2016.2.16 医者も驚く程、一気に肝機能が低下して、広がったガン細胞の影響で
     胆管から流れる胆汁が滞っている為、全身黄疸の症状。なので、全身
     麻酔をして、胆管ドレナージュ(ステント)処置をする。
     しかし、十二指腸から先、カテーテルが入らない為、断念。
2016.2.17 腹部外から、直接胆管に管を刺し、体外へ胆汁を排出させる処置
     に変更。一旦は、これで肝機能の回復、黄疸症状の回復を待つ。。
2016.2.18 発熱。そして、若干苦しそう。会話もままならない。。
2016.2.19 お腹が、かなり張っている感じが見てわかる。腹水なのかな。。
     と素人の私が見てもわかった。
2016.2.20 善くもなく悪くもなく。。。食事は相変わらず、一切摂れない
     ただただ、現状、悪化している様にしか思えなかった。
2016.2.21 看護師さんから、今後のケアについての話をされた。予想はして
     いたけど、肝機能の回復は乏しい。。。科学療法(抗がん剤)は
     難しいと思うが、緩和ケア等、今後の方針を。。。。と。希望が。。。
2016.2.22 昨夜から、吐血始まる。。。この日から、24時間付き添い看護が認められ
     病院に泊まり込む。一気に悪化している。いつ危篤になってもおかしく
     ない状況だと告げられる。。。
2016.2.23 夜も1時間置きに吐血する。。病院側から、個室病室へ移動を勧められる。
     あまりに、吐血の回数が多く、体力も無い勇ちゃんが辛そうで、医師に
     相談。鼻から、自動的に胃の内容物を排出する管が入れられた。。。
     自力でトイレも行けなくなり、管をいれて、尿も自動的に排出する様に
     なった。又、勇ちゃんの体から出る管が増えた。。。
2016.2.24 吐血により、かなりの貧血。輸血の処置をする。。
2016.2.25 輸血後は、少し元気になると看護師さんから聞いた。それもあってか、
     珍しく勇ちゃん、オレンジのシャーベットが食べたいって。。。
     残念ながら、サクレレモンしかなかったけど、1、2口食べて、美味しい
     って言ってたね。。。
     これが、いわゆる最後の死に水。。。になった。
2016.2.26 今度は、入院してすぐに処置していた腎臓が、不全になった。尿も管を
     通して、自動的に排出していたが、量もへり、解毒も出来ていない、空尿
     状態で、数値もかなりわるく、尿毒症だと。尿毒症になると呼吸不全が起きる
     そうで、先に、呼吸不全になるか、心停止になるか。。。
     もういつその時が来てもおかしくない状態と宣告。。。夜、ついに酸素レベル
     が低下し、本格的な酸素マスクの装着。。。
2016.2.27 そして、その日はやってきた。もう朝から、あれは危篤状態だったね。。
     意識はなく、会話もなく。けど、勇ちゃんは、この日の夜まで、頑張った。。
     20:55 すっと眠る様に旅立ったね。。。。


これが、たった17日間の彼の闘病の全記録だ。。。。
何も出来なかった。アっという間で、どうして?どうして?
そればかり。。。まだ信じられないよ。。。勇ちゃん。。。