天国の勇ちゃんへ

わずか17日と言う闘病の果て、旅立ってしまった彼へのメッセージと、自分の想いを綴ります。

恐れていた事。。。

去年の今日。
まだ様子見?だって思ってたから。ドレナージュがダメで、2度目のカンファレンス
の時に、この直接、胆管から胆汁を排泄して、で、2.3日で、肝機能の数値の改善や、
今、強く身体中に出ている黄疸症状の改善を見て、次の治療法を考える。。。


そういう話で、施術をしてから、の2日目。だったから、特には何もナイ。
事に、逆に気を抜いていた?(表現はただしくはないけど。)と思う。


でも。。。勇ちゃんに、又、身体を拭くのと、下着も含めた着替えをお願いされて。


その。身体。を見た時に。。。  又、嫌な感じがしてしまった。
明らかに、この、素人。の私が見てても、コレって・・・・「腹水?」じゃないか・・・
って。他は、本当にもうガリっガリで、厚い胸板も、力強い腕も。細々な身体なのに、
あきらかに、不自然なくらい、お腹。だけが、パンパンに張っている感じ。。


私の中では、「腹水」って、いいイメージがまるでなく。
(医療的にみたら、そんなに?な事、事例でもないのかも知れないけれど。。。)


肝硬変で亡くなった叔母が、危篤間近に、この、腹水がパンパンだった。っていう記憶
が、あまりにも鮮明すぎて。私の中では、そうで。


「恐れていた事」の始まり。。。と思った日だった。


だから。って訳ではナイんだ。。。でも。
私の大事な家族。に。ちゃんと会って、2人にしか出来ない「会話」を。出来る日が。
今日。しかナイ。 そんな思いがあって、面会に連れてきた。


彼。にとっては、これが、ちゃんとした、会話。の出来て、そして生きていた姿。
「所長さん」に会った、最期の時。となった。。。ね。
それでも、私は、それで。良かった。と思ってる。 管が1つ、又1つ。とこれから更に
増えて行き、いつでも「超元気!現役な、パワフル所長さん」ではない姿。なんて、きっと勇ちゃんだって、見せたくはなかっただろう。。。って思ってるから。


そして、この日は、面会時間、終わりまで居る、のを、1日たりとも欠かした事はなかったけれど。勇ちゃんの息子(長男)からTELがあり、
「まだ〇〇さん(私)病院に居ますか?今からお袋(別れた元妻)を、チョット連れて
(病院)行きたいかな~って思ってるんですけど。。。」って。


だから、私は、この日。だけは、お先に失礼する事にした。。。
どうして帰っちゃうの??みたいな顔をしてた勇ちゃんに、一応、事情を説明して。
「今からね、〇〇君(長男)と、〇〇子さん(元妻)が、面会、お見舞いに来るんだって。連絡来たから、今日はもう帰るね。」って。そしてら、一応は、わかった?風に、
勇ちゃん、頷いて。たけど。。。


妄想や、幻覚・幻聴?なんかっぽい症状のあった勇ちゃんの様子に。。。 ???疑問
が大な。この、「鉄の女」って言われた。私の中のこざかしい、この極悪非道な悪魔。
が。「ねぇ、私の事、誰だかわかる??」 そう、聞いた。 この日だ。


えっ?!何を聞いてるの???みたいな。驚いた顔した勇ちゃんは、当たり前。と
言わんばかりに、「ゆうひちゃん」でしょ・・・みたいな。。。


そっか。そうだよね。変な事聞いたね。 私って、本当に自己中で、それでいて、独占欲
も最強の超ヤな人間。。。
勇ちゃんの、元妻が来る。。。そう聞いてから、余計におかしくなって、冷静じゃなく
なったんだ。。。 こんな、醜い女丸出しで。最低だ。


仮に、何十年と。何があった?にせよ、この家族、この「元」夫婦。には、
それまで共に過ごしてきた歴史。があった。のは紛れもナイ事実なのに。。。


それを、冷静に認めて、受け入れる。事が、この時の私。には到底、出来なかった。。。
この後、2人で、一体どんな事を、そして何を話すんだろうか。。。 そんなモヤモヤも、いっぱいあったけど。考えても仕方ない。って、早々に病院を後にした 日だった....

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