2ヶ月前の今日。この日。この時間。。。
勇ちゃんと言う実在した。その口に。。。
最期のKISSをした日だ。。。。あれから。
もう。まだ? 2ヶ月。。。。。
告別式の出棺の日。。。。。
亡くなってから、葬儀が出来る迄、斎場の空きがなくて、
だいぶ時間がかかったから。勇ちゃんは、葬儀屋さんの
安置場所にずっと。。。。。
毎日、毎日、私は葬儀屋さんに。亡骸の状態はどうですか?
まだ、綺麗なまま。。。安らかですか?っと聞いていた。
勇ちゃんは、本当に、眠る様に。とにかく安らかな顔で。。。。
見る人によっては、 微笑んでるね。。。なんて言われるくらい。
入院を、最小限の人にしか、教えなかったし、お見舞いも、
勇ちゃんの希望で。ごく限られた人達だけで。
だからね、皆、最後のお別れに。葬儀に来た時、ちゃんと、
勇ちゃんの 顔、見納めしてお別れして欲しかったんだ。。。。よ。
お通夜もずっと。私は棺に寄り添った。。。。けど。勇ちゃんには
触れられなかった。。。。
翌日の告別式。これが、本当に、最後の最期。。。。
出棺前に、棺の蓋が開けられた。。。。瞬間。
もう。離れない。すぐに駆け寄って、人目もはばからずに
私は勇ちゃんに ずっとずっと KISSをした。
アイシテル・想いと、今にも、はぁ~なんて言いながら、起きて
きそうなくらい。ただ、眠っているんだ。勇ちゃん。。。
ねぇねぇ起きて。。。。の願いも込めて。。。。
勇ちゃんは、入院してから、日に日に身体から出る管が
増えていって。。。。最期の方は、おでこや、繋いだ手
にチュゥしてた。
亡くなったその日。全部の管が外されて。。。。やっと。
お口に KISSしたね。
まだまだ、その時は温もりも、いつもの唇の柔らかい感触も。。。。
温かくて。ずっとずっと。。。。。
だけど、棺の中の勇ちゃんは、もう。冷たくて。。。。手も顔も、
感触は。。。。蝋人形の様だった。。。。
唇も。。。。この上なく。。。冷たい。。。。。
だけど。だけど。私の、この体温が伝わるかもしれないから。。。。。
この世の人生、最大にして、最後の。哀しい KISSをした。
ちょっと テップリした、おタラコちゃんの勇ちゃんの唇。。。
大好きだった。とても愛おしかった。。。。全部全部、愛してた。。。。
もう。あの感触も。。。忘れてしまいそうだよ。
想い出したくても、実態の貴男はもう居ない。。。。。
遺影や写真に口づけても。。。。何も感じない。。。。
私の心も身体も永遠に眠ってしまった。。。あの日から。
貴男の。勇ちゃんの KISSをもらえなければ、一生、
目覚める事はナイのでしょう。。。。
哀しいKISS。じゃなく。勇ちゃんの。愛がいっぱいつまった
優しいKISSをして下さい。。。。眠った私を。起こして。。。。